錫器の磨き直し

IMG_1669

磨き直しのご依頼でお預かりしている蓋付の徳利。左が元の色。
錫器の磨き直しのご依頼では、道具として常に使用されているプロの方でない一般の方へは、初めに、磨き直しはすぐに初めの状態に戻すことは出来ますが、時間の経過による素材の自然な古色(酸化変色)を出すには長い年月を要しますので、出来ればそのままお使いになる方をお勧めしますと申し上げています。
只、正月や祝い事、お店で使う場合など、清涼感のある光沢の状態でお使いになられることも承知していますので、一応の前置きをお話させて頂いても磨き直しをご希望の場合は、可能な限り変色前の状態に戻します。

元々が光沢のある錫器の場合、酸化変色やシミ、付着した汚れ等を落とし光沢のある状態に戻すと、それまで馴染んでいた小傷も目立つようになり、可能な限り傷を消す作業も加わってきます。

磨き直しの場合は実物を拝見させて頂いてからお見積り後、お客様のご要望の予算内での磨き直し、修理を承っています。