秦錫工房

工房ご訪問に関する注意事項

工房にお越し頂く場合は予約制とさせて頂いています。
又、打ち合わせや器を見に工房へお越し頂く方は、器の取り扱いを常識的に理解されている方がほとんどですので、多少の事は言わずにいましたが、最近はそうでもない、作品を悪意は無いが雑に扱う方が増えてきましたので、講座で教えているのと同様に、ご訪問頂くお客様にもルールとして守って頂くことと致します。

特別に難しい事ではなく、作品に傷をつけたり変形しようとしたりしない、常識的な範囲です。
器を扱うプロの方には常識的な事ですが、指輪やブレスレット、時計をした状態で作品を手に取る事や片手で持ち上げて見る事、天板作品に傷を付けてしまう行為や、金属の物を含めた私物を作品に置く事などです。経年変化による古色や使用による小傷は錫の味わいを増すとは説明しますが、工房の作品は売り物や見本でまた別です。第一、私が使うものですから。他にも作品を爪で弾いて陶芸家が土の締まり具合をみる行為をする素人の方も稀にいますが、全く無意味で只々失礼です。言うのも疲れますが。

器の初歩的な取り扱いも知りたければ、講座に習いにお越しください。画廊や料理店の器へのこだわりや学びのレベルを見る基準にもなります。
この注意事項は、講座でも指導しているように、リニューアル中のサイトでも更に詳しく説明します。京都に居た頃はそういう常識や礼儀に厳しい方が周りに多かったが、関東は自由ではあるが、品を大事に扱う文化は京都ほどでは無いなとは、ネットが当たり前の今の時代でもよく思うこと。割合としてですが。

この工房は器、作品に興味のある方に、作品が生む空間と時間をお楽しみ頂けるよう、更に工房を発展させた工房内ギャラリーや一組バーを来春に向けて考えています。
折角なら、お互いが気持ちよく、作品が生む一期一会に時間を費やしたいものです。

関係ないが久々に中華屋へ。